Tanti baci

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シチリア島・パレルモで知り合えたパン職人のジュゼッペさん。
ピッツァ職人の息子さんとピッツェリーアを営んでいます。

朝早くから仕込みされていて、パレルモ滞在中、ほぼ毎朝、私は一人で「ボンジョールノォ!」と顔を出していました。
決まって、「食べるか?」と焼立てパンを一つ。
頬ばっていると、近所で働いているアンドレアさんも必ず来て、やっぱり
「チョッコラート?」と毎朝食べているチョコレートコルネットを手渡します。
アンドレアさんが、パン代金を支払っているのを見たこともなく、
私が支払おうとすると、手を振って「要らない」と返事をするジュゼッペさん。


パレルモのゴマのパン「パーネ・モリーカ」や様々なパンが美味しく、
現地で実体験をしたい私は、何軒ものパン屋さんに工房と仕込みを見せてくれないか尋ねてみたのですが、良い返事はもらえませんでした。
そりゃそうですよね。ふらりと入ってきた観光客に企業秘密を教えるなんて。


仕込み中は厳しい表情のジュゼッペさんにお願いするのは何となく憚れて、
それでもダメもとでお願いすると、あっさり「良いよ」のお返事。
やったぁ!と大喜びで、約束の早朝、ジュゼッペ師匠と仕込みをする大変得難い体験をしました。

企業秘密であろうパンのレシピまで教えていただき、「グラッツェ ミッレ!」を連発する私に
師匠、ちょっとウルウルした涙目で「タンティ バーチ…」
えっ!?と思いながらも、色々と世話になったことを思い
仕方ないな~(^^;)と、挨拶程度に両頬に軽いキス。

師匠更に「タンティ タンティ バーチ…」
もぉっ ええやろ!


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この話を友人に聞かせると
キスくらいで、パン教えてもらえるんやったら
ええやん~って

こらこら!


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色んな?思い出のあるパーネ・モリーカ

また、パレルモを想いながら焼きます。


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by fukusumumati | 2016-02-19 00:22 | アル ラグー
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